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根管治療(初回)

根管治療(初回)とは、むし歯や外傷などで歯の神経(歯髄)が感染し、痛みや腫れが生じた際に行われる治療です。
感染した歯の神経(歯髄)や細菌を根管内から除去し、根管を清掃・消毒した後、再び細菌が侵入しないように密閉します。この治療は、歯を抜かずに保存するための基本的かつ重要な処置です。
適切な診断と治療条件のもとで治療を行えば、高い成功率が期待されます。
歯を長く健康に保つためには、初回の根管治療を正しい環境下で行うことが大変重要です。

1回目の根管治療が大切な理由

初回で感染した歯の神経(歯髄)や細菌を適切に除去し、根管内を清潔にすることが歯の長期的な保存に直結するからです。不完全な治療は細菌が残る原因となり、再感染や根尖病変を引き起こす可能性があります。
初回治療では、適切な診断と技術により根管を完全に封鎖することで、再治療のリスクを減らし、歯の健康寿命を延ばすことが期待されます。
最初の処置が正確かつ適切であることが、成功率を高める鍵となります。

再根管治療

再根管治療とは、過去に行った根管治療で問題が再発した場合に行う治療法です。
治療済みの根管内に残った細菌や新たな感染により、痛みや腫れ、根尖病変が発生することがあります。再根管治療では、古い充填材を取り除き、根管を再度清掃・消毒し、新たに封鎖することで症状の改善を目指します。
初回治療に比べて複雑なケースが多く、精密な診断と高い技術が求められますが、歯を保存するための重要な選択肢の一つです。

根管治療の治療ステップ

根管治療の症例

写真(経過観察)

3ヶ月後
6ヶ月後
1年後
術名
根管治療
年齢・性別
30代女性
主訴
他院で治療後した根管治療後の根尖病変の再発により抜歯後インプラントの提案を受ける。当院をご紹介され来院。当院の根管治療専門医の診断により保存可能と診断。
診断名
根尖性歯周炎
治療内容
根管治療にて対応することにした
治療期間
1回の施術
費用
診断1回1万1000円 施術2回18万7000円 ※上部構造別途
リスク、副反応
根管治療で反応が悪い場合、外科的歯内療法へ移行する可能性あり歯根破折により治療中断の可能性あり